バルサ撃破へアザールの偽9番に代わるプランを 「僕は偽9番の役割が好きだけど……」

チェルシーのアザール photo/Getty Images

アザールも難しいと語る

ホームで迎えたバルセロナとのチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦1stレグを1-1の引き分けで終えたチェルシーは、敵地カンプ・ノウで迎える2ndレグで1点を奪いに行かなければならない。現時点ではアウェイゴールを奪っているバルセロナが有利で、チェルシーは勝ち上がるために最低でも1点が必要だ。相手がバルセロナであることを考えると、1-0で勝つことが理想的なプランだろう。

しかし、今季守備が安定しているバルセロナから得点を奪うのは難しい。しかも場所はカンプ・ノウだ。ポイントとなるのはFWエデン・アザールの起用法だろう。1stレグでアザールは最前線に入り、ウィリアン、ペドロ・ロドリゲスとともに相手ゴールを目指した。

しかしアザールはセンターフォワードを本職とする選手ではなく、ポゼッション率が低い展開では能力を発揮しづらい。この試合でもアザールはサミュエル・ウムティティとジェラール・ピケに抑えられる場面が多く、2ndレグではベンチにいたアルバロ・モラタやオリヴィエ・ジルーら本職組を上手く活かしていきたいところ。英『METRO』によると、アザールも偽9番の役割は自身が最も得意とするものではないとはっきり口にしている。
「僕は偽9番の役割が好きだけど、バルセロナのようなクオリティのある相手では難しいよ。何度か空中戦でピケに勝ったし、それは悪くない。だけど選ぶとしたら、最後の10分間のようにワイドな位置でプレイする方が好みだ」

試合途中からはモラタが出場したため、アザールの役割は変わった。本来の左サイドからボールタッチの機会を増やし、チャンスメイクでチームに貢献していくことがアザールの好むスタイルだ。アザールは自身の頭上をボールが超えていくばかりになると難しいと感じているようで、最前線での起用はベストとは言えないだろう。2ndレグでは得点を奪いに行く必要があるだけに、指揮官アントニオ・コンテも別のプランを用意しておく必要がありそうだ。


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