昨季は大ヒットした策略が今では「無能」と批判の対象に 揺らぐ”名将”ジダンの評価

レアルを率いるジダン photo/Getty Images

ターンオーバーがヒットせず

サッカー界に限らず、監督は上手くやれば名将、結果が出なければ無能と言われるものだ。昨季リーガ・エスパニョーラ制覇とチャンピオンズリーグ連覇を達成したレアル・マドリード指揮官ジネディーヌ・ジダンもそうだ。

昨季のジダンは選択する全ての戦術が上手くいき、一気に名将と呼ばれるまでに至った。しかし今季はリーグ戦で大きく遅れを取り、スペイン国王杯でも敗退してしまった。もう残されたタイトルはチャンピオンズリーグのみで、ここで結果を出せなければ解任の可能性も出てくる。

興味深いのは、スペイン『MARCA』の反応だ。昨季からジダンは積極的なターンオーバーを採用し、休むことを嫌うクリスティアーノ・ロナウドすら試合に帯同させないこともあった。結果的にこの適度な休養が主力組のハイパフォーマンスに繋がり、リーガとチャンピオンズリーグのダブルを達成する原動力となったわけだ。このターンオーバーは大いに評価されたが、今はこれが批判の対象となっている。

ジダンは24日に行われたレガネスとの国王杯2ndレグでもロナウドやガレス・ベイルに休養を与え、マルコス・ジョレンテやルーカス・バスケス、アクラフ・ハキミらいわゆるBチームを先発起用している。その結果ホームでまさかの敗戦を喫し、国王杯を落としてしまった。

同メディアはターンオーバーにこだわるジダンを「頑固」と切り捨てており、昨季とは反応がまるで異なる。昨季はアルバロ・モラタ、ハメス・ロドリゲスらがサブ組として力を発揮してくれたが、彼らは昨夏にクラブを去った。Bチームの実力が落ちたことを考えると、大胆なターンオーバーはやめるべきと同メディアは主張している。昨季は天才的と呼ばれたローテーション策が「頑固」と批判されるのだから指揮官という仕事は難しい。

しかも今季はリーグ戦制覇の可能性が限りなく0に近いため、タイトルを目指して国王杯に全力で臨むべきだったのではとの意見も出ている。レガネスは格下だが、国王杯だからとサブ組にこだわる必要はなかったかもしれない。

今季はジダンの策がことごとく外れ、現地メディアからも批判される機会が増えている。昨季とここまで大きく変わるものなのか。ジダンから名将との評価が消えようとしている。
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