またフランスから実力者がプレミアにやってくる!? トレンドになっているリーグ・アンのタレントたち

カーンからレスターに加入したカンテ photo/Getty Images

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最大のインパクトはカンテ

近年のプレミアリーグで1つのトレンドとなっているのが、フランスのリーグ・アンからやってきた選手たちだ。リーグ・アンで成長した若い実力者をプレミアのビッグクラブが資金力を活かして引き抜くケースが増えており、リーグ・アンのタレントは大ブレイク予備軍として注目が集まる。

何と言ってもインパクトが大きかったのは2015年夏にカーンからレスター・シティにやってきたMFエンゴロ・カンテだ。それまで無名に近い存在だったが、レスターでは驚異のボール奪取力を軸に奇跡のプレミア制覇に貢献。さらにチェルシーでもリーグ制覇を達成しており、カンテのような才能がフランスに眠っていたことは大きな話題となった。これもリーグ・アンのタレントが人気になった理由だろう。

他にもモナコからマンチェスター・ユナイテッドに移籍したFWアントニー・マルシャル、マルセイユからウェストハムに加入したMFディミトリ・パイェ、パリ・サンジェルマンからクリスタル・パレスに加入したMFヨアン・キャバイェ、さらなるビッグネームで言うとパリ・サンジェルマンからトッテナムに加入したDFセルジュ・オーリエ、マンUに加入したFWズラタン・イブラヒモビッチ、リヨンからアーセナルに加入したFWアレクサンドル・ラカゼットなどもそうだ。
中には成功を掴めていない選手や、すでに退団している選手もいるが、FWフロリアン・トヴァン(マルセイユ→ニューカッスル)、MFソフィアン・ブファル(リール→サウサンプトン)、GKスティーブ・マンダンダ(マルセイユ→クリスタル・パレス)、MFグジェゴジ・クリホヴィアク(PSG→WBA)、FWミッチー・バチュアイ(マルセイユ→チェルシー)などもいる。

昨夏はリーグ・アンを制したモナコから主力の大量流出があり、DFベンジャミン・メンディ(マンチェスター・シティ)、MFベルナルド・シウバ(マンチェスター・シティ)、MFティエムエ・バカヨコ(チェルシー)もプレミアリーグにやってきている。

この流れに続くかは分からないが、英『Daily Mirror』が現在期待しているのがボルドーFWマルコム、モナコMFトマ・レマルだ。ネイマールの後継者とも言われる20歳のブラジル人サイドアタッカーのマルコムには、アーセナルが関心を示していると言われている。ボルドーでも着実に成長しており、プレミアの舞台で完全覚醒する可能性は十分に考えられる逸材だ。さらにレマルもフィリペ・コウチーニョを売却したリヴァプール、アーセナルがチェックしているとされており、またリーグ・アンから若い実力者がやってくるのではないかと注目している。

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