中国で復活の兆し見せる“ブラジルの神童”、古巣ミランへの想い「もしオファーがあれば……」

若かりしころ、ミラン時代のパト photo/Getty Images

パトにとってミランは「我が家」

かつて神童と言われ、多くのサッカーファンを虜にした元ブラジル代表FWアレシャンドレ・パトが、古巣ミランへの想いなどを明かした

17歳でイタリア名門クラブの門を叩き、2007年8月から5年半に渡ってミランでプレイしたパト。公式戦通算150試合に出場し、63ゴールを記録している。将来の活躍が期待されたパトだが、2010年以降はたび重なる怪我に悩まされ、出場機会が激減。2013年1月にミラン退団を決断し、母国のコリンチャンスへ移籍した。しかし、その後も1つのクラブに落ち着くことができず、サンパウロやチェルシー、ビジャレアルとクラブを転々。2017年からは戦いの舞台を中国へ移し、天津権健へ移籍していた。

そんなパトがインタビューに応じると、ミランについて「ブラジルを出てから僕にとって最初のチームで、僕の存在を世界中に知らしめる機会を与えてくれたクラブだ」と述べつつ、同クラブでの日々を「彼らは僕にヨーロッパでプレイするチャンスを与えた。偉大な選手たちと一緒にプレイすることができ、トロフィーも勝ち取ることができたよ。あそこは僕にとって我が家。僕はミランが大好きなんだ」と回想。伊『TUTTOmercatoWEB』が伝えている。
そして、昨夏の大型補強の甲斐なく今季もセリエAで苦しい立場に立たされているミラン。パトは「僕はまだ、ミランに多くの友人がいるので、彼らの成功が僕の喜びにもなる。ベルルスコーニ元会長やガッリアーニ元CEOとも良好な関係を築いているし、僕は彼らから色々なことを聞いているんだ。ミランが素晴らしいチームでい続けることを願っているよ」とエールを送った。

2017シーズンは中国スーパーリーグで24試合に出場し、15ゴールを挙げ、復活の兆しを見せたパトは「ミラン復帰」について聞かれると、「僕は中国でのプレイに満足している。ただ、将来について誰が知っているんだい? もしミランやヨーロッパのクラブからオファーがあれば、それについて考えさせてもらうよ」とコメントしている。

決して若くはないが、パトはまだ28歳。近い将来、再び欧州のピッチでプレイするパトが見られるかもしれない。

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