レアル、PSG戦を前に試練の”12試合”!? カギを握るジダンのローテーション策

カギを握るはレアルの新たなBチーム photo/Getty Images

国王杯の結果次第では過密日程になる可能性も

ファイナルで実現してもおかしくはないカードだが、今季のチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦では前回王者レアル・マドリードがパリ・サンジェルマンと激突することになっている。PSGもネイマール、キリアム・ムバッペを加えており、攻撃力はレアルをも上回っているかもしれない。優勝候補同士の対戦で、ベスト16の中でも最も注目されているカードと言っていい。

レアルはCLを連覇している意地にかけてベスト16敗退は許されないが、ポイントとなるのは指揮官ジネディーヌ・ジダンの真骨頂でもある巧みなローテーション術だ。レアルは2月14日に控えるPSGとの決戦まで、最大12試合を戦う過密スケジュールとなる可能性があるからだ。

スペイン『as』もそこを1つのポイントに挙げているが、そのスケジュールはすでにスタートしている。4日にはスペイン国王杯5回戦1stレグでヌマンシアと対戦し、3-0の快勝を収めた。2ndレグは7日のセルタ戦を挟んで10日に行われることになっているが、この点差ならレアルが勝ち上がるだろう。そうなれば14日にリーグ戦でビジャレアルと対戦し、17日に国王杯の準々決勝1stレグが行われることになる。そして再び4日後の21日にデポルティーボ戦を挟み、2ndレグが24日に予定されている。
ここでもレアルが勝ち上がりを決めれば、この過密日程はさらに続く。28日にバレンシアと戦い、その3日後の31日に国王杯準決勝1stレグ、2月4日にレバンテ、7日に2ndレグ、11日にレアル・ソシエダ戦と続いていく予定とされており、そして14日にPSGとの決戦だ。

スペイン『MARCA』は昨季ジダンが大胆なローテーション策の中でマルコ・アセンシオ、アルバロ・モラタ、ナチョ・フェルナンデス、イスコらの能力を開花させたと伝えており、その再現が今季も必要と捉えている。しかしここまでマルコス・ジョレンテ、ダニ・セバージョス、ヘスス・バジェホ、テオ・エルナンデス、ボルハ・マジョラルら開幕前に加わった若手の出場機会がそれほど多くない。彼らがこの過密日程の中でどこまで決定的な働きができるのか、主力の負担を減らすうえでもローテーションが1つのポイントになるのは間違いない。

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