マンUにとってモウリーニョ以上にふさわしい指揮官はいるか? 「彼が答えでなければ、誰が正しいのか」

マンUを率いるモウリーニョ photo/Getty Images

手腕に疑問の声挙がるも、我慢が必要か

カラバオ杯では格下のブリストル・シティにまさかの敗北を喫し、リーグ戦でもレスター・シティ、バーンリー、サウサンプトンと3試合続けて引き分けがあったマンチェスター・ユナイテッドは首位マンチェスター・シティに勝ち点差15をつけられている。これを逆転するのは難しく、一部では指揮官ジョゼ・モウリーニョの手腕を疑問視する声も挙がっている。

しかし英『Daily Mail』によると、記者のマルティン・サムエル氏はモウリーニョ以上に実力のある指揮官がどれだけいるのかと疑問を投げかけている。モウリーニョは現在のサッカー界を代表する名将であり、これまでもチェルシーやインテルで数多くのタイトルを獲得してきた。昨季もマンUをリーグカップとヨーロッパリーグ制覇に導いており、結果は出している。

同氏は「ファーガソンの魔法のような公式を再現できる指揮官がどれだけいるだろうか?モウリーニョが答えでなければ、誰が正しいのか?」と主張しており、モウリーニョ以上に適役な人物は少ないとの見方を示している。もちろん今季途中にバイエルンから解任されたカルロ・アンチェロッティのような候補者もいるが、モウリーニョ以上の指揮官を招聘するのは困難だろう。アレックス・ファーガソン氏が指揮を執っていた頃はプレミア制覇が当たり前の目標となっていたが、長期政権が終わって間もないマンUにはある程度の我慢が必要なのかもしれない。
デイビッド・モイーズ、ルイ・ファン・ハール、そしてモウリーニョとバトンを繋いできたが、これ以上指揮官を豪華にするのは難しいはず。モウリーニョは自身にとって鬼門とも言われる3年目を過ぎてもマンUを指揮する考えもあるとされているが、クラブもサポーターもプレミア制覇までもう少し我慢を続ける必要があるだろう。

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