「監督を代えるのは常にベストな方法ではない」 吉田、苦戦続くセインツの現状を嘆く

サウサンプトンに所属する吉田 photo/Getty Images

11戦で1勝のみと苦戦

直近11試合で1勝しかできていない現状に、サウサンプトンの日本代表DF吉田麻也もストレスを溜めているのだろう。自慢だった堅守も崩れており、最後にクリーンシートを達成したのは10月21日のWBA戦(1-0)まで遡る。26日にはトッテナムに5失点を喫して敗北しており、センターバックとして吉田もイライラが募っているはずだ。

吉田も状況が悪いことを認めている。地元紙『Daily Echo』によると、吉田はクロード・ピュエル体制の時よりも状況は悪くなっていると主張し、ピュエルを解任して現指揮官マウリシオ・ペジェグリーノを招聘したクラブの考えが正しかったのかと疑問を感じ始めているようだ。吉田は選手たちが今でもペジェグリーノと良好な関係を築いていることをアピールしているものの、ピュエル体制より状況が悪化していることを嘆いている。

「誰も責任逃れすることはできません。監督も選手もクラブも。簡単なことです。全員が責任を負わなければいけません。ピュエルは昨季クラブが満足しなかったために解任されましたけど、今はその時より状況が悪いですね。監督を代えるのは常にベストな方法ではないということです。ただ、それは僕ではなくクラブの決断です」
吉田も最終ラインを束ねる選手として責任を感じているはずだが、DFのみの責任にはできない。チーム全員で現状を把握し、どうすれば状態が上向くのかを考えていく必要があるだろう。吉田は昨季からの活躍でポジションを確保したが、サウサンプトン加入以降最も苦しい時期を過ごしていると言えるかもしれない。

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