マンUでも短命に終わるのか クラブ首脳がモウリーニョの手腕を疑問視

契約非更新の可能性も浮上したモウリーニョ監督 photo/Getty Images

“超守備的”サッカーの限界を露呈

昨夏にマンチェスター・ユナイテッドに赴いたジョゼ・モウリーニョ監督。就任1年目でリーグカップ優勝やUEFAヨーロッパリーグ制覇を成し遂げるなど同クラブの復権を印象付けた同監督だが、今季のプレミアリーグ第19節終了時点で首位マンチェスター・シティとの勝ち点差が13にまで開くなど、苦境に陥っている。

こうした状況のなか、同クラブの首脳陣が同監督との新契約締結に難色を示していることが英『Mirror』で話題に。早くも今季のリーグ制覇が絶望的となった現状、ならびに同監督が採用する“超守備的”な戦術にクラブ首脳が不満を抱いていることが併せて報じられるなど、同監督の手腕が疑問視されている。

今季の同リーグ上位勢(マンチェスター・シティ、チェルシー、トッテナム、リヴァプール)との対戦成績が1勝1分け2敗と、優勝を争うライバルとの対戦で勝ち越せていないモウリーニョ監督。強豪相手に自陣で守備ブロックを敷く采配、及び守備が得意な選手を起用するケースが増えている同監督だが、フアン・マタやヘンリク・ムヒタリアンといったパスセンスに秀でる選手をベンチに追いやったことで、攻撃力が低下。前述のクラブ相手に複数得点を挙げることができず、勝ち点3をものにできない試合が続いている。レアル・マドリードでの任期3年目で主要タイトル(リーガ・エスパニョーラ、スペイン国王杯、UEFAチャンピオンズリーグ)を逃したほか、その後に復帰したチェルシーでの3年目で途中解任の憂き目に遭うなど成功が長続きしない同監督だが、今後も不振が長引けばマンチェスター・ユナイテッドでの長期政権樹立も夢に終わるだろう。同監督の巻き返しに注目が集まる。

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