「魔法の両足」を持つイタリアの人気急上昇株、ビッグクラブが興味を示すも……

人気急上昇株のヴェルディ photo/Getty Images

代理人が今冬の移籍を完全否定

イタリアで人気急上昇株となっているボローニャの同代表FWシモーネ・ヴェルディ。今冬の移籍が報じられる中、同選手の代理人が噂を一蹴した。

現在25歳のヴェルディはミランの下部組織出身で、2010年にトップチームデビューを果たすも、なかなか出場機会に恵まれず、2011年夏にトリノへ移籍。しかし、その後もエンポリやエイバルなどを転々とし、2016年夏にボローニャへ完全移籍で加入した。

これまでイタリア代表の各年代でプレイするなど、確かな技術でミランの下部組織時代から将来が期待されたが、プロになってからなかなか芽が出なかったヴェルディ。しかし、その才能がボローニャで開花する。加入初年度となる昨季はリーグ戦28試合に出場し、6ゴール5アシストを記録。今年3月にはイタリアのA代表デビューも果たしていた。そして今季もチームの主力として、ここまでリーグ戦全18試合に出場し、すでに昨季と並ぶ6ゴール5アシストを挙げている。中でも脚光を浴びたのが第12節のクロトーネ戦だ。この一戦で左右両足でFKを決める偉業を成し遂げており、「魔法の両足」などと絶賛されていた。
そんなヴェルディにいくつかのクラブが興味を示しており、今冬の移籍市場でインテルやナポリなどへの移籍が噂されていた。だが、伊紙『il Resto del Carlino』のインタビューに応じたヴェルディの代理人は「選手の意思はエミリア(ボローニャのある州)にとどまること。我々はここから移動するつもりはない。この決意が覆されることはないよ」と移籍話を完全否定した。

さらに「シモーネは自身の存在意義を確立し、ボローニャという理想的な環境を見つけ出した。そして、そのバランスを崩さなければもっと上手くなれると考えている。ビッグクラブからの関心は事実だ。ただ、ボローニャへ初めて来たときから我々の意図ははっきりしているので、(移籍話は)脇に置いている」とコメント。彼らにとってまだ移籍の時期ではないようだ。

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