バルサにグリーズマンは本当に必要か? すでにスアレス、メッシ、デンベレがいるが……

バルセロナが獲得に動いたとされるグリーズマン photo/Getty Images

システムはどのように変化するのか

バルセロナがアトレティコ・マドリードFWアントワーヌ・グリーズマンの獲得へ向けて動き、ジョゼップ・マリア・バルトメウ会長がグリーズマンの家族と話し合いを行ったとの話題が注目を集めている。アトレティコは選手側に直接接触したバルセロナのやり方が違法だと主張し、FIFAに提訴。今回のバルセロナの動きに納得していない。

しかし、そもそもバルセロナはグリーズマンをどう活かそうと考えているのだろうか。スペイン『MARCA』は仮にグリーズマンが加入すればシステムはどのように変化するのかと特集しているが、前線の顔ぶれは驚くほど豪華なものとなる。

まず忘れてはならないのが、バルセロナは今夏1億ユーロを超える移籍金を支払ってドルトムントからFWウスマン・デンベレを獲得している。現在は怪我で離脱しているが、本来デンベレはパリ・サンジェルマンに移籍したネイマールの代役だ。リオネル・メッシ、ルイス・スアレスとともに新たなユニットを形成することが期待されていた。ここにグリーズマンまで加わるとなれば、前線はパンク状態だ。同メディもデンベレ獲得にどれだけの資金を費やしたか忘れるべきではないとの見方を示しており、グリーズマンの加入でデンベレのプレイタイムが減少してしまうことを問題視している。
しかも現在のバルセロナは[4-4-2]のシステムを選択することも多く、デンベレが負傷離脱している間にエルネスト・バルベルデ率いるチームは新たなスタイルを見出しつつある。デンベレが復帰しても3トップに戻すかは不透明で、今のところはメッシとスアレスを前線に並べる形が効果を発揮している。

同メディアは2トップにスアレスとグリーズマン、その背後にメッシを配置して中盤をダイヤモンド型にする案も提示しているが、いずれにしてもデンベレの居場所がなくなる。本当にグリーズマンは必要な選手なのか。同メディアも疑問に感じているところがあるようだ。

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