長友、ラノッキアらも再生 インテル元会長も指揮官称賛「モウリーニョと似ている」

インテルを指揮するスパレッティ photo/Getty Images

サブメンバーの能力を引き出す

リーグ戦15試合を消化した時点で12勝3分と無敗をキープしてインテルが首位に立っている。今夏にセリエAのサッカーを知るルチアーノ・スパレッティを招聘したものの、このような展開を誰が予想しただろうか。ここまで33得点10失点という成績を残しており、これは2位ナポリ(35得点10失点)と変わりない。インテルの戦いは驚くほど盤石だ。

エースのマウロ・イカルディ、ウイングながら得点を量産するイヴァン・ペリシッチらが目立つが、スパレッティの就任で変化したのがサブメンバーの再生だ。左サイドバックのポジションを掴んだ日本代表DF長友佑都もその1人であり、現在その長友からポジションを奪い取ろうとしているダヴィデ・サントン、センターバックで今節のキエーヴォ戦に先発したアンドレア・ラノッキアなど、スパレッティはサブメンバーの能力もきっちりと引き出している。

伊『Gazzetta dello Sport』によると、元インテル会長のマッシモ・モラッティ氏は選手のコントロールの仕方がジョゼ・モウリーニョと似ていると感じているようで、ここまでの働きに大いに満足している様子。スパレッティがインテリスタのことも理解していると語っており、アドバイスすることは特にないようだ。
「彼にアドバイスはしていないよ。インテリスタのメンタリティは教えたけど、すでに彼はそれを理解していたよ。我々は3冠を達成したあと彼の招聘に近づいたが、彼はゼニトを選んだ。彼はモウリーニョと同じように選手の心を読んでいる。ラノッキア、サントン、ブロゾビッチも生まれ変わったね」

インテルの目標はあくまでチャンピオンズリーグ出場権獲得にあり、スクデットはその延長線上にある夢だ。このまま首位をキープし続けられるかはまだ分からないが、スパレッティ率いる新生インテルの勢いはどこまで続くか。

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