大不振のレアルに風雲急 ペレス会長がジダンの即時解任を視野に

正念場を迎えているジダン監督 photo/Getty Images

気になる後任候補は……

今季のリーガ・エスパニョーラ第14節終了時点で、首位バルセロナとの勝ち点差8の4位に留まっているレアル・マドリード。2日に行われた同リーグ第14節(アスレティック・ビルバオ戦)では決定力不足を露呈してスコアレスドローに終わるなど、不振から脱却できずにいる。

こうした状況のなか、フロレンティーノ・ペレス会長がジネディーヌ・ジダン監督の即時解任を検討していることが、スペインメディア『Don Balon』で話題に。既に同会長が2015年まで同クラブを率いたカルロ・アンチェロッティ氏(前バイエルン・ミュンヘン)の招聘を画策しているほか、同氏に今季限りの緊急登板を依頼しているという見方が併せて報じられた。

昨季はクリスティアーノ・ロナウドの温存も辞さないターンオーバーで主力選手のコンディションを維持し、同クラブにリーガ・エスパニョーラとUEFAチャンピオンズリーグのタイトルをもたらしたジダン監督。今季は主力選手の出場停止や負傷者が相次いだこともあり、不振の原因を同監督の手腕に限定するのは酷であるが、今後の成績しだいでは同会長が大鉈を振るう可能性も無きにしも非ずだろう。正念場を迎えているジダン監督の采配に注目したい。

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