新時代の”10番”へ バイエルンOBが期待する王様ハメス・ロドリゲスの覚醒

バイエルンのハメス・ロドリゲス photo/Getty Images

バイエルンの中盤を支配する存在に

昔は10番を背負って予測不可能なプレイをするファンタジスタ系の選手も多く、背番号10を背負ってトップ下に君臨する選手はチームのスターと捉えられてきた。しかし時代は変化し、今では王様気質の10番を好まない指揮官も増えている。トップ下のポジションを置かないチームも多く、司令塔タイプの選手としてはやりにくい部分もあるだろう。

そんな中、元バイエルンのローター・マテウス氏は新時代の10番としてMFハメス・ロドリゲスの才能に太鼓判を押している。ハメスは2014ブラジルワールドカップで得点王に輝き、勢いそのままにレアル・マドリードへ移籍。しかしレアルではライバルも多かったため、出場機会が徐々に減少。今季からは再起をかけてバイエルンでプレイしている。

ブンデスリーガ公式サイトによると、マテウス氏はハメスが真の輝きを放つまでもう少し我慢する必要があると考えているようだが、それでもポテンシャルは間違いないと認めている。新時代の司令塔となる素質があるとも語っており、バイエルンの王様になる日を楽しみにしているようだ。
「ハメスには多くのクオリティがあるが、時間が必要だ。彼がマドリーでリズムを掴んでいなかったことを忘れてはいけない。我々は辛抱強く待たないとね。ただすでにシャルケやライプツィヒ相手に我々が期待するものを見せてくれた。彼は非常に良いプレイを何度か見せたし、じきにこれがスタンダードになるだろう。私は毎週あのようなパフォーマンスが見られる日がすぐに来ると思っている。ハメスがフィットすれば、バイエルンにとってもコロンビア代表にとっても大きい。世界では10番の役割が大きく変わった。ハメスには新10番の特性が全て備わっているよ」

同氏の思う新時代の10番とは、攻守両面でハードワークしつつチャンスをクリエイトするタイプの選手だ。同氏はハメスを現代的な10番とも表現しており、中盤のボスになる時がくると確信している。

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