インシーニェの一撃で事態は一変
21日に行われたチャンピオンズリーグ・グループステージのナポリVSシャフタール・ドネツクのゲームは3-0でナポリが勝利した。結果だけを見ればナポリの圧勝だが、シャフタールを指揮するパウロ・フォンセカはナポリFWロレンツォ・インシーニェのスーパーゴールが生まれるまでは互角の戦いだったと嘆いている。
実際シャフタールは前半からチャンスを何度も作り、ナポリGKホセ・マヌエル・レイナを脅かす場面も1度や2度ではなかった。しかし後半11分にインシーニェがエリア外から見事なコントロールショットを決めたことで流れは一変し、シャフタールはそこから崩れてしまった。
伊『Tuttomercato』によると、フォンセカはインシーニェが魔法をかけるまで自分たちのペースだったと語っており、天才の一撃に沈んだことを嘆いている。
「インシーニェのゴールが決まるまではバランスのとれたゲームだった。チームは上手く戦っていたよ。インシーニェの天才的なプレイが出るまではね。あの時まで我々には決定機が2つほどあった。ナポリは決定機を多く作っていたわけではなかったが、インシーニェのゴールが決まったことで我々は前に出ないといけなくなった。それでスペースを与えてしまったんだ。パフォーマンスから考えると0-3の結果は厳しいよ」
インシーニェは一瞬で状況を変えられるアタッカーに成長しており、だからこそこのタレントを活かせなかったイタリア代表はもったいなかった。ナポリにはまだ決勝トーナメント進出の可能性も残っているだけに、チャンピオンズリーグではインシーニェにもっと大暴れしてほしいところだ。