アトレティコの”絶対的エース”の不振続く 8試合連続無得点にスペイン紙も冷ややか

アトレティコのエース・グリーズマン photo/Getty Images

もはやアンタッチャブルではない

アトレティコ・マドリードの絶対的エースに何があったのだろうか。FWアントワーヌ・グリーズマンがチャンピオンズリーグを含め8試合連続得点無しと苦しんでいる。

グリーズマンは近年のアトレティコを引っ張ってきた選手で、フランス代表でもエースの1人として扱われている。その能力の高さはこれまでのキャリアで証明してきた通りで、アトレティコを指揮するディエゴ・シメオネもサポーターもチームの絶対的存在と認めてきた。しかし、18日のレアル・マドリードとのマドリード・ダービーでも無得点だったことで周囲の評価は明らかに変わりつつある。

スペイン『MARCA』はグリーズマンがシメオネ、そしてサポーターにとってもアンタッチャブルな存在ではなくなったと伝え、レアル戦で後半31分にベンチへ下がったグリーズマンには冷ややかな反応があったと報じている。今回のマドリード・ダービーはスコアレスドローだったが、得点が欲しい状況でグリーズマンが下がるなど昨季までなら考えにくかった。ところが今季はそのケースが増えている。
前節のデポルティーボ戦では後半35分に退いているが、スコアは0-0だった。後半ロスタイムにトーマス・パルティのゴールで何とか勝ち点3を手にしたものの、グリーズマンは2試合続けて0-0の状況で交代させられている。9月30日のレガネス戦でも0-0の状況で交代を命じられ、チームはスコアレスドローに終わった。グリーズマンが得点を決めていればアトレティコはもう少し勝ち点を稼げていたはずなのだが、昨季まで絶対的エースだった男の評価は急落しようとしている。

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