エクアドルの神童と期待集める逸材がぶつかった壁 チェルシーが獲得した才能の現在「現時点でチェルシーが手元に残すことはないだろう」

リーベル・プレートにレンタル移籍しているパエス photo/Getty Images

チェルシーのトップチームに入る日はいつのことになるか

チェルシーは毎年のように若手有望株を獲得してきたが、昨夏にはブラジルの神童と呼ばれるFWエステヴァン・ウィリアン、さらにエクアドルからも若き逸材MFケンドリー・パエスも合流した。

エステヴァンはそのままチェルシーのトップチームでプレイしているが、パエスはまずフランスのストラスブールにレンタル移籍することに。

しかし、これが上手くいかなかった。ストラスブールでは満足な結果を残せず、今冬には慣れ親しんだ南米に戻ることになった。新たなレンタル移籍の行き先となったのは母国エクアドルではなく、アルゼンチンの名門リーベル・プレートだ。

何とかリーベル・プレートで結果を残したいところだったが、このレンタル移籍もあまり上手くいっていない。情報サイト『Transfermarkt』はパエスの育成が上手く進んでいないと指摘していて、同サイトのアルゼンチン担当記者スコット・クリステンセン氏が現状を次のように分析している。

「リーベル・プレートへの移籍は最も一般的な選択肢とは言えなかったが、当時のリーベル・プレートをマルセロ・ガジャルドが指揮していたことが理由だろう。ガジャルドは若手の能力を最大限引き出す術に長けていたから、このレンタル移籍も納得できた。フリアン・アルバレスやエンソ・フェルナンデスもガジャルドの下で成長している。個人的にもリーベル・プレートへのレンタル移籍は良い選択肢に思えた」

しかしその後ガジャルドは解任となり、それ以降パエスの出番は限定的だ。今節のボカ・ジュニアーズ戦には先発したが、リーグでは4試合ぶりの出場だった。同氏は次のように続ける。

「彼はスダメリカーナやアンヘルティーナにも出場していない。これは特殊な状況だ。誰もが彼に大きな才能があることを知っているが、彼の代理人やチェルシー側はこのレンタル移籍がもっと上手くいくと考えていたことだろう。現在の監督エドゥアルド・コウデは2トップを好んでおり、攻撃的MFの起用を好んでいないのだろう。もしこのまま出番が増えないなら、経験を積むためにもう一度エクアドルの古巣インデペンディエンテに戻ることになっても私は驚かない。現時点でチェルシーが彼を手元に残すことはないだろう。リーベル・プレートで活躍できないなら、次のステップは故郷に戻ってトップパフォーマンスを取り戻すことだ」

パエスもエクアドルの神童と騒がれてきた逸材だが、現在は停滞している。18歳という年齢を考えれば焦る必要はないだろうが、今の状況を続けるわけにもいかないだろう。

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