W杯決勝でパネンカを選択する異次元のメンタル 2006W杯でブッフォン相手にパネンカ決めたジダンは何を考えていたのか「ミスをするか成功するかは問題じゃない」

2006W杯決勝ではあらゆる意味で主役だったジダン photo/Getty Images

ブッフォンの読みを外した

2006W杯決勝でイタリア代表と対戦したフランス代表は、前半7分にPKを獲得。W杯決勝でとんでもないメンタルだが、これを担当したMFジネディーヌ・ジダンはパネンカでイタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォンの守るゴールを破ってみせた。

あそこでパネンカを選択するところにジダンの凄さがあるが、今回ジダンは仏『L’Equipe』にて当時の考えについて語っている。

「相手のGKはブッフォンだ。彼は私のことをあまりにも知りすぎている。私も彼のことをよく知っている。だから彼を驚かせる必要があったんだ。ボールを受け取った時からパネンカを考えていた。何か目新しいことをしないといけない。たとえミスしても問題はない。まだ時間も早かったしね。私は全てを本能でこなしてきた。サッカーもそうだ。チャンスを作るには瞬発力が必要であり、ミスをするか成功するかは問題じゃないんだ」
ジダンのパネンカはバーに当たったものの、真下に落ちたボールがゴールラインを割って先制点となった。あの時ブッフォンは右側に飛んでいたが、同メディアは現役当時のジダンがあのコースに蹴る機会が多かったと指摘していて、ブッフォンもそのコースは意識していたのだろう。しかしジダンが一枚上手であり、予想外のパネンカを選択してみせた。

最終的に優勝したのはイタリアであり、延長戦ではジダンがイタリア代表DFマルコ・マテラッツィに頭突きを食らわせて1発退場となるトラブルもあった。ジダンにとっては苦い記憶もあるだろうが、あらゆる意味でジダンはあのファイナルの主役だったと言える。




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