ドイツの若き大型FWヴォルテマーデのバイエルン移籍は早すぎる? ステップアップを急ぎすぎるなとの声も「シュツットガルトに留まる方が賢明」

シュツットガルトでブレイクしたヴォルテマーデ photo/Getty Images

まだ1シーズンをフルで戦った経験も多くない

2024-25シーズンにブンデスリーガで12ゴール2アシストとブレイクし、この夏はU-21ドイツ代表のエースとしてU-21欧州選手権でも6ゴール3アシストの成績を残すなど、シュツットガルト所属FWニック・ヴォルテマーデの評価が急上昇している。

すでにドイツ王者バイエルン移籍の可能性が浮上していて、ヴォルテマーデも前向きとされる。

しかし、少しばかり展開が早すぎないかと『待った』をかける声もある。独『Bild』にて、クリスティアン・キナスト記者はもう少し冷静に見るべきと綴る。

「ヴォルテマーデにとって素晴らしいシーズンではあり、ビッグクラブに移籍したいとの誘惑があるのは理解できる。しかし、その移籍は時期尚早というものだろう。多くの人が忘れがちだが、ヴォルテマーデはブンデスリーガではレギュラーとして数ヶ月程度しかプレイしていない。今季も先発したのは17試合であり、前所属のブレーメンでもベンチからのプレイが大半だった。ビッグクラブへの移籍は経済的にメリットがあるかもしれないが、サッカー的にはそうでもない。ヴォルテマーデはシュツットガルトに留まる方が賢明だろう」

「シュツットガルトにはヘーネスという頼りになる指揮官がいて、ヨーロッパリーグも戦える。これは2026ワールドカップを見据えても重要だ。トップクラブの控え選手からドイツ代表のスタメンを狙うのか、シュツットガルトのレギュラーからスタメンを狙うのか。前者の方が確率は低くなるだろう」

もちろんバイエルンでもスタメンに定着して大活躍する可能性もあるため、移籍が失敗するかは分からない。しかし展開が早いのは確かで、もう1シーズンくらいはシュツットガルトで戦うのも悪い案ではないだろう。

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