マンUのマクトミネイ放出は“サッカー界最大のミスの1つ”になったのか 「マンUでプレイするために生まれてきたような選手だった」

ナポリで大活躍のマクトミネイ photo/Getty Images

予想を超えたナポリでの大活躍

全ては結果論だが、昨夏にマンチェスター・ユナイテッドからナポリへ移籍したMFスコット・マクトミネイはセリエA1年目から想像以上の大活躍を見せ、チームをスクデットへ導いた。

マクトミネイを手放したマンU側もここまでの活躍は予想外だっただろうが、マンUでコーチを務めてきた経験を持つベニー・マッカーシー氏はマクトミネイ放出が間違った判断だったと振り返る。

「アカデミー出身者を手放す理由は様々だ。売却益で他の選手を獲得することもできるが、とはいえユナイテッドがマクトミネイを手放したのはサッカー界最大のミスの1つだった。彼はユナイテッドでプレイするために生まれてきたような選手だったよ。テクニックはそれほど高くないかもしれないが、闘志はあった。ユナイテッドはクーニャを獲得したが、これで闘志を取り戻せるだろう。僅かな移籍金でマクトミネイを手放したのは本当に残念だったし、クラブの全員がその決断を後悔していると思うよ」(『Daily Mirror』より)。

ナポリを指揮するアントニオ・コンテはマクトミネイが持つ推進性を巧みに引き出し、マクトミネイは得点を奪えるMFとして大活躍することになった。マッカーシー氏の言葉通り細かいテクニックを駆使するタイプではないかもしれないが、191cmのサイズを活かして縦へどんどん仕掛けてくるマクトミネイは相手DFにとって厄介な存在だろう。

その特長はプレミアリーグにも合っていただけに、マンUとしてはもったいない取引だったか。

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