X・アロンソはCWCへレアルをどう組み立てる? 課題は得点部分のムバッペ依存解消と前線からの守備構築にあり

レアルの指揮官に就任したアロンソ photo/Getty Images

ハードワークしない選手はプレイできないとも

指揮官にシャビ・アロンソを迎えたレアル・マドリードは、18日にクラブワールドカップ・グループステージ第1節でサウジアラビアのアル・ヒラルと対戦する。

アロンソがどうチームを組み立ててくるのか注目されるが、やはり気になるのはFWキリアン・ムバッペ、ヴィニシウス・ジュニオールを中心とする前線の構成だろうか。今季のムバッペはリーグ戦で31ゴールを記録し、ラ・リーガ得点王に輝いている。

この数字は見事だが、チームの攻撃がスムーズに機能していたかは微妙なところだ。ヴィニシウスとムバッペの連携構築、さらには前線の守備貢献など、課題はまだまだある。

スペイン『MARCA』はアロンソが得点部分で『ムバッペ依存』にならないことを重要視していると伝えていて、今季のムバッペはリーグ戦でチーム全体の40%にあたる得点数を稼いでいる。この得点力は見事だが、アロンソはヴィニシウス、ロドリゴ・ゴエス、フェデリコ・バルベルデをもっと得点に絡めていきたい考えだという。どこからでも得点を奪えるチーム作りが1つのテーマとなるだろう。

さらに『Cadena Ser』によると、アロンソは前線の選手に対して「何もDFのように走る必要はない。だが、常に相手DFにプレスはかけ続けないといけない。得点するためにボールが飛んでくるのを待っているだけでは不十分だ。走ることをせず、ハードワークしない選手はプレイできない」とメッセージも送っている。

今季のレアルは全体的に走っていないと批判されることもあり、特にFW陣の守備貢献には疑問も残った。今回のCWCが開催されているアメリカでは猛暑の影響もあるため、いきなりハードワークするのは難しいだろう。それでも、この大会では前線からの守備も1つの注目ポイントになりそうだ。

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