鈴木彩艶が2年前にマンU行きを選んでいたら「今頃どうなっていたか想像もつかない」 正解だった“ベルギー経由のパルマ行き”

パルマで大活躍の鈴木 photo/Getty Images

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マンUでは今ほど成長出来なかったかもしれない

浦和レッズで成長し、そこからベルギーのシント・トロイデンを経てイタリアのパルマへ。ここまで日本代表GK鈴木彩艶のキャリアは順調に進んでいると言えるのではないか。

今では欧州複数のビッグクラブが関心を寄せる実力者となったわけだが、鈴木には2023年の時点でマンチェスター・ユナイテッド行きの噂があった。一気に名門マンUへ向かうかとも思われたが、鈴木はシント・トロイデン行きを選択。今思えばこの判断は大正解だったと言えよう。

『Get Footballnews Bene』も鈴木の判断は正しかったと主張しており、賢明な選択が今の成長に繋がっている。
「2023年、シント・トロイデンは日本で高い評価を受けていたGKの1人鈴木を獲得した。当時のシント・トロイデンは欧州複数クラブとの獲得競争を制したのだ。ユナイテッドからの関心もあったが、鈴木がベルギー行きを選んだのはプレイタイムを確保するためだったとされる。鈴木は若くして賢明な判断力を備えており、シント・トロイデンで多くの出場機会を得ることがトップクラブ行きのチャンスに繋がると理解していたのだ」

「あれから2年が経ち、鈴木はイタリアでまたも印象的なシーズンを過ごし、今ではミランも関心を寄せているとされる。鈴木の活躍は、ベルギー国内リーグが若い才能を上手く育成できていることの証明と言える。もし彼がシント・トロイデンではなくユナイテッドを選んでいたら、今頃どうなっていたか想像もつかない。おそらく出番を得るためにレンタル移籍を選択しなければならなかったはずだ。そしてシント・トロイデンは鈴木に代わり、才能があると評価されてきたもう1人の日本人GK小久保玲央ブライアンを獲得している」

現在のマンUではアンドレ・オナナが守護神を務めており、経験の浅い鈴木がオナナからスタメンを奪い取るには時間がかかったはずだ。しかもマンUは苦戦が続いており、チームそのものが機能していない。

パルマは昇格組ではあったが、プレッシャーがかかるマンUでプレイするよりは成長しやすい環境だったと言えるのではないか。

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