パス成功率は脅威の “96%” 17歳にしてバルセロナの最終ラインに君臨する逸材クバルシ

安定したパフォーマンスを見せている photo/Getty Images

ラス・パルマス撃破に貢献

今シーズンのバルセロナは怪我に悩まされる19歳のガビや21歳ペドリに代わって、16歳のラミン・ヤマルや20歳のフェルミン・ロペスなどの若手が躍動している。

そんななか、ここ最近評価を大きく上げているのが17歳のパウ・クバルシだ。今年1月にトップチームデビューを飾った同選手は現在リーグ戦11試合に出場しており、そのうち10試合がスタメン出場だ。ロナルド・アラウホとのCBコンビもここ最近は定着しており、CLラウンド16・2ndレグのナポリ戦ではMOMを獲得。CLデビュー戦とは思えない活躍を見せた。

3月のコロンビアとの親善試合で史上2番目に若いスペイン代表デビューを飾ったクバルシはインターナショナルブレイク明けの試合でも存在感を見せた。中断明けの初戦となったラ・リーガ第30節のラス・パルマス戦で同選手が記録したスタッツに注目しているのがスペイン『SPORT』だ。
クバルシはこの試合91本のパスを記録しそのうち87本に成功。パス成功率は脅威の約96%を記録。足元の技術に優れた同選手のビルドアップはバルセロナの武器となっており、最終ラインからの正確なロングフィードもクバルシの特徴だ。またこの試合クバルシは103回のボールタッチを記録しているが、失ったのはわずか6回だけだという。

素晴らしいスタッツを残したクバルシについて、同メディアは「バルセロナのファンやサッカーが好きな人たちは、まるでそれが普通のことであるかのように、パウ・クバルシの素晴らしいパフォーマンスに慣れてきている。そうではない。というのも、17歳でバルサのディフェンスを率いるというのは、明らかに異常だからだ」と同選手を称賛している。

早い時間で数的優位に立ったバルセロナは、59分にハフィーニャが決勝ゴールをマークし、1-0で勝利。クバルシも無失点に貢献した。バルセロナが次に控えるのはCLラウンド8・1stレグのパリ・サンジェルマン戦だ。キリアン・ムバッペ擁する欧州屈指の攻撃陣を前に、クバルシはどのようなパフォーマンスを見せてくれるだろうか。

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