6万収容スタジアムで平均約2万人しか観衆集まらない…… マフレズやフィルミーノらスターの力でもサウジは変わらない?

マフレズはアル・アハリに加入 photo/Getty Images

観衆がかなり少ないゲームも

今冬のFWクリスティアーノ・ロナウド獲りに始まり、欧州でプレイしてきたスター選手をかき集めているサウジアラビアの各クラブ。

その顔ぶれはかなり豪華なものとなり、アル・ナスルのロナウドやサディオ・マネ、アル・ヒラルのネイマールら一流プレイヤーたちの動きが毎試合見られる環境は実に羨ましい。

ただ、チームによってはスタジアムの空席が目立つのだ。それは下位クラブに限らず、FWリヤド・マフレズやロベルト・フィルミーノ、MFフランク・ケシエらを加えたアル・アハリでも同じだ。
アル・アハリもスター選手たちの力を活かして6勝1分2敗と悪くないスタートを切っているのだが、英『Daily Star』は思ったほど人気が上がらないと現状を取り上げている。

アル・アハリの本拠地はジッダに位置するキング・アブドゥッラー・スポーツシティで、収容人数は6万2000人となっている。しかし同メディアは、「ジッダに本拠を置くクラブのスタジアムの収容人数は62,000人だが、今季の平均入場者数は19,771人に留まる」と伝えており、スターの力で満席とはなっていないようだ。

そうした傾向は他クラブも同じで、9月1日に行われたアル・リヤドVSアル・アフドゥード戦では僅か133人しか観衆が集まらなかったと同メディアは伝えている。

アル・イテハドやアル・ヒラルらサウジアラビア勢の魅力は豊富な資金力にあり、それは欧州でプレイするスター選手たちを引き抜く大きな武器となる。

しかし、スタジアムがガラガラでは選手のモチベーションも上がらないだろう。今後もクラブを強化していくには、リーグ全体の人気度も重要だ。

サウジアラビアとしてはクラブでの躍進から代表チームの強化に繋げたいはずだが、その一環としてクラブの注目度も上げなくてはならい。現状は苦戦しているクラブもあるようだが、サウジアラビアでサッカー人気爆発は起こるだろうか。

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