バルサ、レアルを抑えてまさかのリーガ首位 《7戦18ゴール》と躍動するジローナ旋風巻き起こる

新戦力のドフビクも当たっている photo/Getty Images

6勝1敗と負けなしで迎える次節のレアル戦

まだシーズン序盤とはいえ、リーガ・エスパニョーラの順位表に異変が起きている。

7試合を消化し、首位に立っているのはジローナだ。先日まではレアル・マドリードがリードしていたが、レアルは先日ライバルのアトレティコ・マドリードに敗北。

一方でジローナは6勝1分と無敗をキープしており、まさかの単独首位だ。昨季ジローナが10位でフィニッシュしていることを考えると、なかなか意外なスタートダッシュか。
興味深いのは攻撃力だ。守備を固めて耐え忍ぶサッカーではなく、ミチェルことミゲル・アンヘル・サンチェス・ムニョス率いるジローナは開幕7試合で18ゴールと攻撃的だ。この得点数はバルセロナと並んでリーグトップタイだ。

ジローナは13ゴールを奪った昨季のチーム得点王バレンティン・カステジャーノスが今夏に退団しているが、代わりにウクライナのドニプロからウクライナ代表FWアルテム・ドフビクを獲得。これがヒットしており、ドフビクは早くも3ゴール2アシストをマークしている。

他にもトロワからレンタルで加えた19歳のブラジル人FWサヴィーニョも2ゴール4アシストと躍動しており、新戦力が当たっている。特にブラジル世代別代表でプレイしてきたウイングのサヴィーニョは注目する価値のある選手だ。

まだ序盤戦で、あくまで中堅クラブのジローナが今のペースを維持するのは厳しいかもしれない。ただ、今の攻撃力はなかなかに興味深い。昨季も10位でフィニッシュしながら、ミチェルの下で58ゴールを挙げていた。これはリーグで4番目に多い数字だった。

今季もその流れは続いており、次節は30日に2位レアル・マドリードをホームに迎える。序盤とはいえ、首位攻防戦だ。今の勢いならばジローナが勝つ可能性も十分に考えられるはずで、ジローナの勢いがどこまで続くか注目される。

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