《1480分間で0ゴール》と悪夢のセリエA1年目 ミランで価値証明したいデ・ケテラエルにチャンスはあるか

ミランで苦しんだデ・ケテラエル photo/Getty Images

昨季は批判を浴びるシーズンに

昨季のミランはチャンピオンズリーグでベスト4まで駒を進めたものの、リーグ戦では4位フィニッシュで連覇を逃してしまった。

痛手となったのがフィットしなかった新戦力たちだ。中でも厳しい批判を浴びたのは、クラブ・ブルージュから獲得されたベルギー代表FWチャールズ・デ・ケテラエルだ。

昨夏の新戦力ではNo.1の目玉選手で、ミランの攻撃を一段引き上げる存在になることが期待されていた。それが1480分間のプレイタイムで0ゴール1アシストと大きく期待を裏切る格好となってしまい、ほとんど戦力になれなかった。
新シーズンもスタメンを確保するのは厳しいように思えるが、伊『Corriere dello Sport』によればデ・ケテラエル本人はミランに残って戦う考えを示しているという。選択肢は移籍ではなく、あくまでミラン残留が最優先となるようだ。

ミランでは2列目を担ってきたブラヒム・ディアスがレアル・マドリードに復帰している。新たに獲得したクリスティアン・プリシッチ、ルーベン・ロフタス・チーク、ルカ・ロメロといった選手をどこで起用するかによっても変わってくるが、デ・ケテラエルにとってブラヒム・ディアスの退団はチャンスとも捉えられる。

昨季は結果が出なかったことに加え、泥臭さも足りないと指摘されたデ・ケテラエル。かなり評価は下がってしまっているが、新時代のベルギーサッカー界を引っ張っていく実力者だとアピールできるだろうか。ミラン残留となれば、2年目となる新シーズンは真の勝負だ。

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