シティがインテルの3バックに苦戦するシナリオはあるか 「彼らが時に3バックの守備にイライラしていたのは確か」

CL決勝でシティと戦うインテル photo/Getty Images

インテルは守る時間が長くなるはず

チャンピオンズリーグ決勝でインテルはマンチェスター・シティとどう戦うのだろうか。現時点での評価はシティが上であり、インテルは何よりもまず守備を安定させなければならない。FWアーリング・ハーランドを軸とするシティの攻撃を抑えない限り、シティに勝利するのは難しい。

カギはインテルの3バックだ。CLではベスト16でFCポルト、べスト8でベンフィカ、ベスト4でミランと、インテルに関してはくじ運が良いとの見方もある。ただ、ベンフィカ戦の2ndレグ以外はクリーンシートで勝ち上がってきた事実はインテル守備陣の自信となっているに違いない。ベスト4のミラン戦も180分にわたってライバルの攻撃をシャットアウトしてみせた。

かつてインテルの指揮官を務めたアンドレア・ストラマッチョーニは、シティが何度か3バック相手のチームを攻めあぐねていたと指摘。そこに希望があるのではないかとインテル優勝の可能性を信じている。
「今のシティはクオリティ、組織力の点において世界最高だ。だが、それでも私は可能性を信じている。シティとグアルディオラが苦戦したとまでは言わないが、彼らが時に3バックの守備にイライラしていたのは確かだ。今季ではトッテナム、ブレントフォード戦だ。また、2020-21シーズンのCL決勝のチェルシー戦のラインナップも思い出してほしい」(伊『Tutto Mercato』より)。

ストラマッチョーニが挙げた11月のブレントフォード戦(1-2)、2月のトッテナム戦(0-1)ではシティが黒星を喫している。どちらも3バックをベースとしており、ストラマッチョーニはここに希望を感じているようだ。

今のシティはこの時よりレベルアップしているようにも感じられるが、インテルの3バックは我慢できるだろうか。シティ相手に大量点を奪うシナリオは想像しづらいため、0-0の時間をどれだけ長くできるかがポイントとなりそうだ。

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