次に目指すはクラブ通算得点数“歴代5位” 復調気味のソン・フンミンは「まだ何年か」トッテナムのためにゴールを狙い続ける

直近のボーンマス戦でもゴールを決めたソン photo/Getty Images

トッテナムの歴史に名を刻んでいる

2月上旬に行われたトッテナム対マンチェスター・シティの一戦では、FWハリー・ケインが公式戦クラブ通算得点数を267に伸ばし、ジミー・グリーブス氏を抜いてクラブ歴代最多得点者となったことが話題になった。

そんなケインの後を追っている選手が今のトッテナムにはいる。シーズン終盤になって調子を上げてきたFWソン・フンミンだ。

昨季は23ゴールを決めてアジア人史上初のプレミアリーグ得点王に輝いたソンだが、今季は未だリーグ戦8ゴールのみと得点ペースがなかなか上がらなかった。それでも最近は本来の輝きを取り戻しつつあり、直近リーグ戦5試合で3ゴール1アシストを記録。8日のブライトン戦ではカットインから芸術的なカーブシュートを決めている。
そして、15日のボーンマス戦で2戦連続ゴールを決めたソンはクラブ通算得点数を143に伸ばした。これはクラブ歴代6位の数字であり、長年トッテナムで活躍したジャーメイン・デフォー氏に肩を並べている。

英『Football London』によると、「あとどれくらいこのクラブでゴールを決められるか」と問われたソンは、まだまだトッテナムでゴールを狙い続けていく意志を明らかにしている。まずはチームを助けるためにゴールを決め、それに付随して自分の得点数も伸びていけばいいという考えのようだ。

「まだ何年かプレイできると思うからこれからもゴールを決め続けたいね。(クラブ歴代得点ランキングで)もう少し上にいきたいから、ベストを尽くすよ」

「でも実際は、このゴール記録にそれほど焦点を当てているわけではなくて、とにかくチームを助けたいだけなんだ。だけどスパーズのレジェンドであり、スパーズのために多くのゴールを決めたジャーメイン・デフォーと比較されることは大きな名誉だ。彼のゴール数に並べたことをとても誇りに思うよ」

ソンとデフォー氏の上にいるクラブ通算得点数5位の人物は、1960年代にトッテナムに複数タイトルをもたらしたレジェンド、クリフ・ジョーンズ氏(159ゴール)となっている。ソンはこれに追いつくまであと16ゴールとなっているが、来季中にはこれに並ぶことができるか。今季もまだまだ得点数を伸ばしていくことに期待したい。

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