森保ジャパンの新たな強みは“中村敬斗+三笘薫”? ブレイクする左サイドのアタッカーは共存できるか

左からチャンスを作る中村 photo/Getty Images

初招集となった中村

第2次森保ジャパンの初陣を飾るメンバーが発表され、LASKリンツの中村敬斗が初招集された。オーストリアで結果を残す日本人FWは、サムライブルーのユニフォームを身にまとい、どのようなプレイを見せてくれるだろうか。

2019-20シーズンにガンバ大阪からトウェンテへと渡った中村は、エールディヴィジで17試合4ゴールを決めるものの、新型コロナウイルスの影響によってチームを退団。その後はシント・トロイデンを経てオーストリアにやってきた。

以前までは現在所属するLASKリンツのセカンドチームだったFCジュニアーズで研鑽を積み、昨季よりLASKに加入。今季はブレイクを果たし、ここまでリーグ戦20試合11ゴール4アシストを記録し、得点ランキング3位に入っている。

本職はFWの中村だが、LASKでは左サイドハーフに入っており、スピードとテクニックを生かして左から中央へと動き出す形からゴールを量産中だ。日本代表でも左サイドやウイングでの起用が見込まれるため、三笘薫との競争になるだろう。

鋭いドリブルから縦や中央へ切り込んでゴールを創出する三笘とは、ハイレベルなポジション争いになるに違いない。さらにFIFAワールドカップ・カタール大会で見せた[3-4-2-1]であれば、シャドーで起用して左ウイングバックの三笘と共存することもできるか。どちらにせよ、日本代表にとっては強力な左サイドとなることは間違いない。

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