深刻な得点力不足なのにオバメヤンはどこへ チェルシーのFW起用法に疑問の声も「トレーニングは積んでいる」

オバメヤンはチェルシーの救世主とはならないのか photo/Getty Images

フィニッシャー不足問題は残ったままだ

今冬に大型補強に動いたチェルシーだが、ここ最近は得点を奪うことにかなり苦労している。

まだ2023年に入ってから複数得点を決めたゲームがなく、チームは絶対的なエースを欠いている。なぜ本格的な即戦力センターフォワードを獲得しなかったのかと今冬の補強策が疑問視されているくらいだ。

そんな状況下で英『Evening Standard』が注目したのがFWピエール・エメリク・オバメヤンだ。
33歳を迎えているオバメヤンも、絶好調というわけではない。しかし、今のチェルシーにおいては数少ない点取り屋の素質を持つアタッカーである。それが2月に入ってからはベンチにも入らないケースが続いており、同メディアはこの判断に納得していない。

「アーセナルを去ってから、バルセロナでキャリアを軌道に乗せたであろうオバメヤンには同情を感じずにはいられない。リーガでは11ゴールを決め、チェルシーでは前監督のトーマス・トゥヘルの下で奮闘していたが、トゥヘルは早々に解任されてしまった。チェルシーでの彼の姿勢も疑問視されていない。しっかりトレーニングは積んでおり、ポッターの下でもCLのミラン戦でゴールを決めている。オバメヤンが今後の人員削減の最初の犠牲となるならば、その決定には疑問を呈する必要がある」

今冬にはノルウェーのモルデから20歳のコートジボワール代表FWダビド・ダトロ・フォファナを獲得しており、すでにポッターはフォファナに出番を与えている。とはいえ、若いフォファナは将来へ向けた投資の意味合いが強い補強だ。即戦力とカウントするのは難しい。

果たしてチェルシーとポッターは得点力不足をどう解消していくのか。ミハイロ・ムドリク、ノニ・マドゥエケなど2列目はかなり豪華になってきているが、フィニッシャー不在の問題は残ったままだ。

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