チェルシーがアーセナルとシャフタールの間に割って入る? 21歳の逸材MFムドリクの獲得レースに参戦の可能性も

左ウイングを主戦場とする若きテクニシャン、ムドリク photo/Getty Images

ムドリクの去就はいかに

1月のアーセナル移籍が噂されているシャフタール・ドネツクのMFミハイロ・ムドリク。ここにきてチェルシーが彼の獲得レースに参加する可能性があるようだ。
 
夏にFWガブリエウ・ジェズスやDFオレクサンドル・ジンチェンコなどといったタレントの獲得に成功したアーセナル。既存戦力の成長なども相まって現在彼らはプレミアリーグ首位に位置しており、後半戦もこの調子を維持してトップ4フィニッシュ、あわよくば優勝を狙いたいところ。そんなアーセナルの1月のメインターゲットが、“ウクライナのネイマール”とも称される21歳のアタッカー、ムドリクと言われている。
 
英『Evening Standard』は、アーセナルが5500万ポンド(約86億円)のオファーをシャフタール・ドネツクに拒否された後、6200万ポンド(約97億円)のオファーを再提示したと報じている。シャフタールはまだこのオファーにリアクションしていないという。
 
その一方、プレミアリーグのライバルクラブ、チェルシーもムドリクの動向を注視しているようで、今週末には両クラブ間で話し合いが行われる見込みだと同メディアは伝えている。現段階でチェルシーがオファーを出すかどうかは不明のようだが、今後も現れるであろうシャフタールのスターを確保しやすくするために、シャフタールと良好な関係を築いておきたいという意図も彼らにはあるという。
 
現在チェルシーはワールドカップで名をあげたベンフィカのMFエンソ・フェルナンデスやモナコのDFブノア・バディアシル、ヴァスコ・ダ・ガマのMFアンドレイ・サントスなどといった別の若手有望株の獲得にも動いている。特にE・フェルナンデスの移籍金はプレミアリーグ史上最高額となる1億1200万ポンド(約176億円)と言われており、ムドリクの獲得にまで手を出せるのかは怪しい。アーセナルとしては、チェルシーの動き次第でさらなる高額オファーを提示しなければならない可能性もあるだけに、彼らが動き出さないことを願うばかりだろう。

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