バイエルンやシティでもプレイしたFWの現在 41歳となった今もなお得点を量産するいぶし銀のストライカー

シティでもプレイしたサンタ・クルス photo/Getty Images

ブラックバーンでは19得点を記録

今季はマンチェスター・シティに加入したアーリング・ハーランドが驚異的なペースでゴールを量産しており、プレミアリーグの記録を塗り替える可能性も十分に出てきている。それよりも10年以上前にプレミアリーグで得点を量産してシティへと加入したストライカーを覚えているだろうか。元パラグアイ代表のロケ・サンタ・クルスである。

若くして母国のオリンピアで輝きを放ったサンタ・クルスは、1999年にバイエルンへと移籍。初挑戦したブンデスリーガで、リーグ戦28試合5ゴールを記録した。その後も8シーズンをバイエルンで過ごすものの、リーグ戦で5ゴール以上を挙げることができず、2007-08シーズンにブラックバーンへと移籍した。

移籍初年度にブラックバーンで大きな活躍を果たしたサンタ・クルス。プレミアリーグ37試合19ゴールと得点ランキング上位に躍り出る活躍で、エースとして君臨すると、ブラックバーンを7位に引き上げる。2009年には現オーナーが就任したばかりのシティに加入してエースとして期待されるも、結果を残すことはできなかった。
その後はスペインでキャリアを続け、ベティスやマラガでプレイ。メキシコのクルス・アスルを経て2016年からは母国へと復帰。生まれ育ったオリンピアへ帰還すると、2019年にはリーグ戦34試合26ゴールで得点王を獲得しており、翌年も17ゴールと得点を量産している。

すると今年サンタ・クルスは、パラグアイのリベルタへと移籍する。41歳となったいまも新たなクラブに挑戦し続け、12ゴールと結果を残すなど母国でゴールネットを揺らし続けているのだ。パワーとテクニックでプレミアリーグでも結果を残したFWは経験値を新たな武器に携え、いまもパラグアイでトップレベルを維持している。

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