直近6試合未勝利のイングランド代表 ネイションズリーグでの不調はW杯でプラスに働く?

今大会でもイングランド代表を引っ張っていくことが期待されるケイン photo/Getty Images

イングランド代表にはプレミアリーグで活躍するスターが集う

ガレス・サウスゲイト監督が指揮官に就任して以降、2018年ロシアW杯は4位、昨年行われたEURO2020は準優勝と徐々に主要大会での成績を向上させているイングランド代表。タレント揃いということもあり、今回のカタールW杯では優勝候補の一角としてあげられることも多いが、直近のネイションズリーグでの不調が気になるところだ。
 
2022年から2023年にかけて行われているネイションズリーグにおいて、イタリア、ドイツ、ハンガリーが同居するリーグAグループ3に振り分けられたイングランド代表。6月の4連戦は2分2敗、9月の2試合は1分1敗と、1勝もできないままグループステージ最下位で終了。決勝ラウンド進出を逃すどころか、リーグBへの降格が決まっている。
 
他にもDFリース・ジェイムズやDFベン・チルウェルが負傷によりメンバー外となるなど、イングランド代表はやや不安な状態でカタールW杯に臨む。しかし、チームのキャプテンを務めるFWハリー・ケインは、ネイションズリーグでの不調がプラスになると考えているようで、英『Sky Sports』にこのように語っている。
 
「言うまでもないが、イングランド代表は長い間、最高の時期を送ることができていない。それでもガレスが監督に就任して以降、これほどまでに苦しい時期はなかった」
 
「でもある意味、メジャーな大会の前に浮足立たずに済むことは、とても良いことかもしれない。メディアやマスコミが(必要以上に)盛り上げないという意味でもね」
 
「もしこの大会までの全ての試合に勝っていたら、『優勝間違いなし』『優勝するんだ』となっていたかもしれない。それはまた別のプレッシャーとなっていただろう」
 
「メジャーな大会で評価されることがとても重要だと思うし、直近の2大会はよかった。僕たちには自信があるし、カタールW杯が良い大会になると信じている」
 
イングランド代表はネイションズリーグでの不振により、直近6試合未勝利となっている。彼らのW杯初戦は21日に行われるイラン戦となるが、ここで7試合ぶりの勝利をあげ、勢いに乗ることができるか。

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