マルティネッリは“サカの領域”にたどり着いた 数字で見るアーセナル両ウイングの成長

アーセナルで活躍するマルティネッリ photo/Getty Images

サカに続いてマルティネッリも覚醒

アーセナルの両翼がかなり危険な武器になってきた。右のブカヨ・サカ、左のガブリエウ・マルティネッリは相手の脅威となっており、中でもマルティネッリの成長が大きい。

アーセナル専門サイト『Pain In The Arsenal』は、「マルティネッリはサカの領域に追いついた」と評している。昨季はサカがプレミアリーグで11ゴールを挙げる大ブレイクを見せ、イングランド代表の常連メンバーとなった。それにブラジル人FWマルティネッリも続いたとの評価だ。

数字で見ると、リーグ戦においてマルティネッリは1試合平均のドリブル成功数が昨季の1.6回から2.2回にアップ。1試合平均シュート数は1.8本から2.9本に、チャンスメイク数は1.2回から2.2回に増えた。
また、同サイトの指摘通りサカと数字が似ている。今季のアーセナルではマルティネッリがチャンスメイク数トップとなる20回を記録しており、サカはそれに続く19回だ。ドリブル成功数はガブリエウ・ジェズスがトップで22回、マルティネッリが2位の20回、サカは3位の14回。

シュート数はジェズスが30本でトップ、2位が26本でマルティネッリ、3位はサカで24本となっており、両翼とジェズスの3人が攻撃の中心になっているのがよく分かる。ジェズスの加入も大きなプラスだが、マルティネッリがサカを上回る勢いで成長しているのも強みだ。

今のアーセナルは左右両サイドからチャンスを生み出すことができ、この3枚が終盤まで好調を維持出来ればマンチェスター・シティにもついていけるかもしれない。

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