190cm越え2トップを“魔法使い”久保建英やD・シルバが操る? セルロートに続く新たなFWウマル・サディクとは何者か

アルメリアでプレイするウマル・サディク photo/Getty images

魅力的な人材である

レアル・ソシエダがアレクサンデル・セルロートの獲得を発表した。期限付きでの獲得であり、シーズンローンになる。昨季もレンタルでラ・レアルに加わっており、チームへの適応に困ることはないだろう。

ラ・レアルはアレクサンデル・イサクをこの夏手放しており、頭数としての穴埋めはこのセルロートで十分だ。

移籍市場に精通しているファブリシオ・ロマーノ氏によればラ・レアルはさらなるストライカーの獲得を目指しており、アルメリアのウマル・サディク獲得を目指しているようだ。ビジャレアルも狙っていたFWで、現在交渉が進んでいるという。
昨季はスペイン2部のセグンダ・ディビシオンを戦い、リーグ優勝を成し遂げスペイン1部に返り咲いたアルメリア。第3節セビージャ戦で今季初白星を獲得しており、そのゲームでサディクが貴重なダメ押しゴールを決めている。

ナイジェリア国籍を持ち、イタリアでプロとなったサディク。ローマやボローニャ、トリノ、レンジャーズ、パルチザンと複数のクラブを渡り歩き、2020年に現在のアルメリアにたどり着いた。1997年生まれの25歳で、ナイジェリアではフル代表としての経験を持つ。

パルチザン時代にリーグ戦で11ゴールを挙げ、飛躍を掴んだサディク。スペイン2部でも勢いは止まらず20-21シーズンは20ゴール、リーグ制覇を成し遂げた昨季は18ゴールを記録している。

192cmとサイズもあり、決定力もある。前線では常にディフェンスラインと駆け引きしており、少し降りてポストプレイも可能だ。技術は決して低くはないが、それ以上に体格の大きさのインパクトが強く、少し寄せられてもビクともしない。キープ力があり、無理やりサディクに縦パスを通し久保建英やダビド・シルバがボックス内に飛び込む動きは面白そうだ。

新加入のセルロートと前線2トップで並べても面白い。194cmのセルロートと192cmのサディクの存在感は圧巻であり、それをシルバや久保が操る。シンプルにクロスを供給してもそれだけで武器となる。

移籍市場閉幕間近にチームのエースを引き抜かれるも、何とか2人のアタッカーを獲得できそうなラ・レアル。とくに190cm越えが並ぶ2トップは魅力的であり、彼らの加入がどのような影響を及ぼすのか注目だ。

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