絶対的守護神に異変起きるアトレティコ 夏に確保を目指すオブラクのバックアッパー候補は

今季は苦しいセーブ率を残すこととなっているオブラク photo/Getty Images

ギリシャ代表GKに接近か

2021-22シーズン、スペインでは近年“世界最高級GK”と呼ばれ続けてきた男に異変が起きている。

その男とは、アトレティコ・マドリードの守護神を務めるスロベニア代表GKヤン・オブラクだ。超人的な反応速度を武器にこれまでチームの危機を何度も救ってきた同選手だが、今季はここまでのセーブ率はなんと54.4%(データサイト『FBref』より)。昨季のセーブ率が80.0%だったことを考えると、その下げ幅は気になるところだ。

失点がすべてGKのせいというわけではないものの、アトレティコの守備陣で起きている異変。はたして、オブラクは一体どうしてしまったのか。衰えか、それとも不調か。いずれにせよ、このオブラク不調によってアトレティコには信頼できる控えGKが欲しくなったことは間違いない。オブラクの調子が上がらない時に、安心して最後方を任せられる守護神は必要だろう。
そんななか、アトレティコが目をつけたとされるのはポルトガルで活躍する選手だ。その選手とは、ベンフィカに所属するギリシャ代表GKオディッセアス・ヴラホディモス(27)。スペイン『MARCA』によると、アトレティコは現在彼の獲得に関してベンフィカとの接触を図っているようで、これからその動きは活発化する見込みとのことだ。

今季はここまで公式戦39試合に出場し、ベンフィカの正守護神を務めているヴラホディモス。同選手は身長191cmというサイズだけに頼らず、時にアクロバティックなセーブを見せる一面も。オブラクとは非常にタイプの似ているGKで、今やポルトガルではリーグ屈指の守護神として認識されている。バックアップを任せる存在としては十分な逸材のはずで、もしこの先オブラクが退団することとなってもそのまま正守護神は任せることができるだろう。

アトレティコが獲得に近づくギリシャの守護神。はたして、オブラクに異変が起こっている同クラブは無事に新たなGKを迎え入れることができるのか。今後の動向には注目だ。

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