ジェラードの“8番”継承は失敗だったのか 5275万ポンドMFケイタが辿り着いた100試合出場

リヴァプールで思うほどの結果が出ていないケイタ photo/Getty Images

苦労の末辿り着いた節目の数字

12日に行われたプレミアリーグ第29節でブライトンと対戦したリヴァプールは、18本のシュートを浴びせた末にFWルイス・ディアスとモハメド・サラーの得点で2-0の勝利を収めた。

このゲームではサラーがリーグ戦得点数を20点に伸ばしたことが話題となったが、中盤にも目を向けたい。このゲームでリヴァプール通算100試合出場を達成したのが、8番を背負うMFナビ・ケイタである。

リヴァプールの8番といえば、クラブのレジェンドであるスティーブン・ジェラードが背負っていた番号だ。2018年にライプツィヒからやってきたケイタにその番号が引き継がれたわけだが、ケイタへの評価は厳しいだろう。

100試合出場は達成したものの、リヴァプール移籍後は怪我が目立つ。稼働率はお世辞にも良いとは言えず、本来ならもっと早く100試合出場は達成できていただろう。

ライプツィヒでは通算71試合で17ゴール15アシストの成績を残していたが、リヴァプールでの100試合は10ゴール5アシスト。攻守両面でパワフルに走れるMFとの評価だったが、リヴァプールでその強みを発揮できた機会は多くない。

何よりリヴァプールはケイタ獲得に5275万ポンドほどの移籍金を投じており、金額から考えると納得の結果ではない。そのアグレッシブなスタイルは指揮官ユルゲン・クロップの理想に合うと見られていたが、今後ケイタとリヴァプールの関係はどうなっていくのか。クラブとの契約は2023年までとなっており、現時点では絶対的な存在とまでは言えないだろう。

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