昨季6ゴールも今季は19試合0得点 “ナンバー10”を背負う日本人FWはなぜゴールが遠いのか

鈴木武蔵のゴールが見たい photo/Getty Images

J1では13ゴールを決めた鈴木武蔵

昨季はベルギー初挑戦ながら見事にフィットし、ジュピラー・プロ・リーグで26試合6ゴールを決めた鈴木武蔵。さらなるブレイクに期待が寄せられた今シーズン、鈴木は苦悩が続いている。

アルビレックス新潟でプロデビューを果たした鈴木は、2018年に加入したV・ファーレン長崎でJ1で29試合11得点と大きくブレイクする。翌年北海道コンサドーレ札幌へ加入し、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督の下で、さらに得点力を上げると33試合13ゴールとキャリアハイを記録。準優勝となったルヴァンカップでも7ゴールを挙げて大会得点王となった。

翌年ベルギーへの挑戦を果たした鈴木。1年目から6得点を決め、さらなる得点量産が期待された今シーズン、ここまで19試合で挙げたゴールは「0」。日本で多くの得点を決め、その勢いのままベルギーでも輝きを放っていたストライカーに大きなブレーキがかかってしまう。

身体能力の高さと持ち味のスピードを武器にゴール前で存在感を発揮する鈴木。ただ昨季に比べて球離れが悪く足元にボールが付かないシーンも少なくない。またベルギーのクラブも鈴木を研究しており、昨季よりも高いクオリティでプレイする必要があるだろう。最前線で輝きを放ち、再びサムライブルーのユニフォームを着る姿に期待したい。2022年の鈴木のファーストゴールが待ち遠しい。

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