今季のバイエルンは“ブンデス歴代最強”も目指せる 前半戦だけで43ポイントも積み上げる絶対王者

今季からバイエルンを率いているナーゲルスマン監督 photo/Getty Images

歴代最多勝ち点の更新にも期待

2021-22シーズン、ブンデスリーガでガッチリと首位をキープしてウィンターブレイクへ突入したバイエルン・ミュンヘン。前半戦はユリアン・ナーゲルスマン監督が新型コロナの影響でベンチ入りできないというアクシデントにも見舞われた同クラブだが、現時点で2位ドルトムントとは9ポイント差をつけることに成功している。

昨季まで指揮官を務めたハンジ・フリックのチームも強かった。しかし、今季のナーゲルスマン・バイエルンはそれ以上の強さを誇っていると言って差し支えないだろう。実際、シーズン折り返し地点での勝ち点数を比較してみると、20-21シーズンの39ポイントに対して今季のチームは43ポイントを積み上げている。

また、この43ポイントという数字はバイエルンの歴史のなかでもトップクラスの成績。前半戦におけるクラブ歴代最多勝ち点は15-16シーズンにジョゼップ・グアルディオラ監督が率いたチームが記録した46ポイントだが、今季のバイエルンはそれに次ぐ歴代2位のハイペースで勝ち点を積み上げている。こうしたデータを見てみると、いかに今季のバイエルンが強いかはわかりやすい。
ナーゲルスマン監督もベンチに帰ってきて、後半戦はより勢いを増して勝ち点を積み上げてくることにも期待がかかる今季のバイエルン。この調子を継続することができるのであれば、シーズン終了時には12-13シーズンに記録した91ポイントを上回ることも十分に狙えるだろう。地元メディア『Bavarian Football Works』も「今季は特別なシーズンになるかもしれない」と期待を寄せるドイツの絶対王者。バイエルンがどこまでその勝ち点を伸ばせるかには注目しておきたい。

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