無失点ゲームは“1試合”のみ…… 指揮官交代も何も変わらぬニューカッスルはピンチだ

相変わらず状況変わらぬニューカッスル photo/Getty Images

12月はスケジュールも厳しい

サウジアラビアの政府系ファンドPIFの買収が決定し、スター選手獲得報道に沸くニューカッスル。しかし、相変わらずチーム状況は改善されていない。

12月4日にはバーンリー相手に今季リーグ戦初白星を挙げたが、お世辞にも良い内容とは言えない。先日はレスター・シティに0-4のスコアで敗れており、順位は降格圏の19位だ。

11月には新指揮官エディ・ハウを迎えたが、ここまでの1カ月は何も変化がない。冬の市場で大幅なテコ入れをしないことには、このまま降格してしまう可能性が高い。
とにかく手を加えるべきは守備だ。1-0で勝利したバーンリー戦は今季初勝利だったことに加え、今季初のクリーンシートだった。さすがに16試合消化時点でクリーンシートが1つしかないのは問題だ。

対戦したレスターも今季は調子を落としており、ニューカッスルと対戦するまでのリーグ戦直近6試合では1勝しか出来ていなかった。そのチームに0-4で敗れてしまうのだから、やはりニューカッスルと他クラブの実力差は大きい。

しかも最悪なことに、ここからニューカッスルはリヴァプール、マンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッドと対戦する予定になっており、嫌な気分のまま2021年の戦いを終える可能性が高い。一応31日にはエヴァートンとのゲームも予定されているが、不調のエヴァートン相手にも勝てるかは分からない。

買収報道で興奮したサポーターも多かったはずだが、まずは死に物狂いで残留を勝ち取らなければならない。12月のスケジュールはかなり厳しいが、ここで勝ち点を拾えるのか。選手とクラブの意地に期待したい。

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