香川真司、ムヒタリアンに続く可能性あるのか サンチョのスタートはスローだ

サンチョは主力になることが求められる photo/Getty Images

ドルトムントからプレミアに移籍して失敗するケースは多い

ドルトムントで活躍した選手がビッグクラブに引き抜かれるケースは多く、2010年以降はプレミアリーグにやってくる選手も増えた。

しかし、大成功を収めた選手は多くない。アーセナルFWピエール・エメリク・オバメヤン、マンチェスター・シティMFイルカイ・ギュンドアンは成功組と言えそうだが、どちらかと言えば苦戦した選手の方が目立つのではないか。

マンチェスター・ユナイテッドで苦労したMFヘンリク・ムヒタリアン、MF香川真司はその代表例だ。ドルトムントでは絶対的なチャンスメイカーだったが、アレックス・ファーガソン氏退任で混乱したマンUで思うような結果を残せなかった。
チェルシーで10番を背負うFWクリスティアン・プリシッチも失敗とまでは言えないが、ポテンシャルをフルに発揮できているかは微妙なところ。大成功とは言いにくい。

ならば、今夏マンUにやってきたFWジェイドン・サンチョはどうなるだろうか。

サンチョもドルトムントでは絶対的な存在だったが、ここまでマンUでは結果を残せていない。

サンチョの実力というより、ライバルが多いのだ。伸び盛りのメイソン・グリーンウッド、さらにMFジェシー・リンガードも復活してきた。

今後はマーカス・ラッシュフォードもこの争いに絡んでくるため、サンチョもこの競争に勝たなければポジションを確保できない。クリスティアーノ・ロナウド、ブルーノ・フェルナンデスのポルトガル代表コンビが中心となる攻撃陣の中でサンチョは自己主張していけるのか。ここまでは嫌な予感も漂うスロースタートだ。

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