新戦力獲得も21-22シーズンは不安だらけ? プレミア王者が直面している問題点

退団を希望している選手が数名いるようだ photo/Getty Images

選手層が厚いならではの問題だ

アストン・ヴィラからジャック・グリーリッシュを加え、戦力アップに成功したマンチェスター・シティ。更にトッテナムのハリー・ケイン獲得も目指しており、21-22シーズンに期待が持てる。

しかし、中には退団を希望している選手もいるようだ。8日に予定されているコミュニティー・シールド、レスター・シティ戦のプレスカンファレンスにて、指揮官であるジョゼップ・グアルディオラがベルナルド・シウバを含めた数名の退団希望者がいることを明言している。確かに、シウバの退団報道に関しては以前から噂に挙がっており、スペインのクラブが獲得に動いていると報じられていた。また、アイメリック・ラポルトもこの数名に含まれているだろう。彼もスペイン復帰を望んでおり、こちらもまたスペインのクラブが彼を狙っているようだ。

ペップは適切なオファーがあれば話し合いを行い、無理に引き止めはしないと話している。しかし、問題は彼らを獲得できるクラブがあるかどうかだ。前述したスペインのクラブにはバルセロナも含まれているが、メッシの退団騒動など、補強を進められる状態ではなく、今夏の補強は難しいだろう。そのため、放出の可能性は低いか。

大事になってくるのは監督の選手たちのモチベーション管理だ。退団を希望している選手たちは出場機会に不満を感じている可能性が高い。しかし、グリーリッシュの加入で前線は更に選手層が厚くなっており、シウバに関してはインサイドハーフのポジションが被る。シーズンが始まるまでは序列問題はどうなるか分からないが、不満を抱えた選手をスカッドに加えるのはやや危ない手だ。

そういった面でもどのように起用し、戦っていくかが21-22シーズンのペップのテーマとなるだろう。

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