移籍の噂は絶えずもEUROで大きな活躍 リヴァプールMFが逆転残留でラストチャンスをつかむ?

EUROでの活躍は評価につながるか photo/Getty Images

スイス代表をEUROベスト8へと導いたシャキリ

昨季はプレミアリーグでのスタメン出場がわずか5試合に終わったジェルダン・シャキリ。加入4年目となるものの、いまだにユルゲン・クロップ監督の信頼を勝ち取っておらず、オフでの放出はやむなしかとも言われている。

一方でUEFA EURO2020ではスイス代表のベスト8進出に貢献。優勝候補のフランスを破るなど5試合3得点の活躍を果たしており、コンディションは良い状態にあるだろう。

そんなシャキリの新シーズンはどうなるだろうか。すでに同選手はクラブへ退団希望を出しており、価格も1500万ユーロ(約19億4000万円)と設定されている。ラツィオやナポリなどイタリア方面から注目されており、インテル在籍時にセリエAを経験しているシャキリにはイタリアの環境は何ら問題はないだろう。

ただEURO2020でのセンセーショナルな活躍を評価し、さらに出場機会を伸ばす可能性も残されている。現在同じEURO組とオフを過ごすシャキリだが、まもなくシーズンが始まり他クラブも徐々に補強を行なっている。シーズン開幕後に新チームへ合流するよりも、今のコンディションのままリヴァプールに残留することで、立場を自ら逆転させる望みもあるはずだ。

リヴァプール公式サイトでのインタビューでは「新シーズンが楽しみだし、このクラブで目標を実現させたい」とコメント。新シーズンはシャキリがリヴァプールでのラストチャンスをつかむシーズンになるかもしれない。

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