「彼らが間違っていると証明を」 強靭なメンタルで生き残った赤き闘将

リヴァプールで居場所を掴んだヘンダーソン photo/Getty Images

リヴァプール不動のリーダーに

最近のイングランドサッカー界を騒がすフィル・フォーデン、メイソン・マウント、ジュード・ベリンガムといった若きMF陣と比べれば、テクニックは地味かもしれない。

それでも、強いメンタリティとリーダーシップで生き残ってきたのがリヴァプール所属のジョーダン・ヘンダーソンだ。

今やリヴァプールでも不動のリーダーとなったが、若い頃のキャリアは決して順風満帆ではなかった。有名な話だが、2012年にはフラムに売却される話が進んでいたのだ。

しかし、ヘンダーソンはリヴァプールで戦うことを諦めなかった。当時のことについて振り返ったのは、同じくリヴァプールでプレイした元イングランド代表MFスチュワート・ダウニングだ。

『The Athletic』によると、ダウニングはヘンダーソンからフラム移籍について相談を受けていたという。

「フラムへの移籍話について、私は聞いたんだ。君は行きたいのかと。すると、彼はNoと言った。いつの日か、サンダーランドとリヴァプールでしかプレイしてこなかった選手と言われたいと。彼は8つも9つもクラブを渡り歩く選手にはなりたくなかったのさ。だから伝えたよ。残って戦いたいとクラブに伝えろと。彼らが間違っていると証明するんだとね」

粘り続けたヘンダーソンは2018-19シーズンにチャンピオンズリーグ制覇、そして2019-20シーズンにはレジェンドのスティーブン・ジェラードでも成し遂げられなかったプレミアリーグ制覇を味わった。

ジェラードほど華のあるプレイヤーではないものの、ヘンダーソンのリーダーシップはジェラードにも負けていない。

EURO2020を戦ったイングランド代表でもスタメンではなかったが、チームを束ねるベテランとして代表監督ガレス・サウスゲイトより信頼されていた。ヘンダーソンは強いメンタリティでポジションを確保してきたのだ。その努力は見事と言うしかない。

テクニシャンも魅力だが、闘将もチームには欠かせない。新シーズンもヘンダーソンはリヴァプールのために汗をかき続けてくれるはずだ。

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