日韓戦で際立った山根視来のインテリジェンス 活性化された森保ジャパンの右サイド

3月25日の日韓戦で代表デビューを果たし、先制ゴールを挙げた山根 photo/Getty Images 

伊東純也と好連係

3月25日に国際親善試合が行われ、日本代表が韓国代表と対戦した。

前半16分にDF山根視来がFW大迫勇也からのパスを受け、先制ゴールをゲット。同27分には軽快なドリブルで敵陣ペナルティエリアへ侵入したMF鎌田大地がロングカウンターを結実させると、後半38分にも途中出場のMF江坂任が蹴ったコーナーキックにMF遠藤航がヘディングで反応し、ダメ押しの3点目。日本代表が3-0で韓国代表を退けた。

この試合における日本代表の基本布陣は、[4-2-3-1]。GKは権田修一、最終ラインは右から山根、吉田麻也、冨安健洋、佐々木翔。中盤は遠藤と守田英正の2ボランチに、伊東純也(右)と南野拓実(左)の両サイドハーフ。トップ下に鎌田、ワントップに大迫が先発起用された。

[4-2-3-1]という布陣を敷き、自陣後方からパスを繋いできた韓国代表に対し、日本代表は大迫と鎌田を2トップ気味に配置。相手の2センターバックから2ボランチへのパスコースを塞ぐという守備で応戦した。

この守備隊形を受け、韓国代表は2ボランチ(ウォン・ドゥジェ、チョン・ウヨン)のどちらかがビルドアップの際に最終ラインへ降りるという戦法に切り替えたものの、キム・テファンとホンチョルの両サイドバックが高い位置を取りすぎたことで、陣形が間延び。自陣後方からのパスが繋がりにくくなったほか、パク・ジスとキム・ヨングォンの2センターバックがミドルゾーンへボールを運ぶ場面もほぼ無かったため、必然的に同代表の攻撃は手詰まりになった。

工夫に欠ける韓国代表のビルドアップにも助けられ、試合の主導権を握った日本代表は、右サイドを起点に攻撃。同サイドの攻撃を牽引したのは、この試合で代表デビューを飾った山根だ。

伊東がインサイドに入った場合はタッチライン際を疾走、同選手が大外に張った場合はインナーラップというように、コンビを組むサイドハーフのポジショニングに合わせ、山根が当意即妙にランニングコースを調整。特に前半は伊東との連係がスムーズで、先述した先制ゴールも、伊東が大外に張ったことを受け、山根が敵陣バイタルエリア中央にポジションをとったことで生まれたものだ。

湘南ベルマーレに在籍していた頃からランニングコースやポジショニングの使い分けが巧みだった同選手だが、自身初の代表戦で持ち前のインテリジェンスを見せつける形に。この試合の前半で機能した伊東と山根による右サイドのコンビは、今後も試す価値がありそうだ。

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