メッシ、アグエロらの“後継者”はいる アルゼンチンの未来を照らす1人のFW

アルゼンチン代表のマルティネス photo/Getty Images

次なる時代を引っ張るのは……

アルゼンチン代表と言えば、いつの時代も世界トップクラスのFW陣を抱えてきた。近年はやや苦戦しているが、それでもFW陣のネームバリューは常に恐ろしいものがあった。

リオネル・メッシ、ゴンサロ・イグアイン、セルヒオ・アグエロの3人は2010年代のアルゼンチン代表を象徴するFW陣だったが、彼らも30代へ突入。1つの時代に終わりが近づいており、アルゼンチンには新たなスター選手が求められている。

その候補者の1人が現在インテルで活躍を続ける22歳のFWラウタロ・マルティネスだ。マルティネスは今季インテルで24試合に出場して15得点3アシストと大暴れしており、ロメル・ルカクとのコンビネーションが相手チームの脅威となっている。
裏へ抜け出す動き、南米の選手らしい足下のテクニック、決定力など、マルティネスは多くの武器を揃えるアタッカーだ。英『90min』も「現世界最高の若手ストライカー」と絶賛。アルゼンチンサッカー界の次なるスーパースター候補と捉えている。

代表での試合数はまだ多くないが、昨夏のコパ・アメリカでも2得点を記録するなど滑り出しは上々。昨年9月に行われたメキシコ代表との親善試合ではハットトリックまで記録しており、急速にアルゼンチンのエース候補へと成長を遂げている。

「メッシ、アグエロ、イグアインにはスパイクを脱ぐ時が近付いており、アルゼンチンが世界のサッカーから取り残されるのではないかとの懸念がある。しかしマルティネスはチームを引っ張る準備ができており、アルゼンチンサッカー界の未来は非常に安全だ」

同メディアはこのように主張し、マルティネスを次期代表のエースへ指名している。最近の戦いぶりを考えるとマルティネス1人だけの頑張りでアルゼンチン代表をタイトルへ導くのは難しい。中盤、最終ラインにも優れた選手が出てくる必要があるが、ひとまずマルティネスがいることで前線の不安は薄くなってきているのではないだろうか。

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