レアル・マドリードで成功できるなら、何年の時間を費やしても構わない。そんな思いで技術を磨き続けてきたのが、現在レアル・ソシエダにレンタル移籍しているノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴーだ。
ウーデゴーはまだ20歳と若い選手だが、16歳でレアルと契約した選手だ。何とも華々しい経歴だが、レアルは10代の選手が簡単にポジションを確保できる甘い環境ではない。
そこからの約4年間はレンタル移籍を繰り返しながら経験を積むことになり、今季ようやくリーガ・エスパニョーラの舞台で自身の実力を証明することに成功した。天才と言われ続けてきたが、ここまでの道のりは決して楽なものではなかったのだ。
そんなウーデゴーは、23日にレアル・マドリードとのアウェイゲームに臨む。負傷から復帰できると見られており、今回はソシエダの選手としてサンティアゴ・ベルナベウに乗り込むことになる。
今季リーガで2得点3アシストと結果を残すウーデゴーには再び世界からの注目が集まり始めており、レアル・マドリードのサポーターへ成長した姿を見せるチャンスだ。
スペイン『MARCA』によると、ウーデゴーはレアル・マドリードの一員としてプレイできる日まで何年かかっても構わないと語る。白い巨人に特別な思いがあるようで、レアル・マドリードでリーガを制するのが夢となっているのだ。
「僕のゴールはマドリードで成功することだけど、今はソシエダでハッピーだよ。マドリードでプレイするために2年、あるいは5年待たないといけなかったとしても、気にしないよ。僕はマドリードでリーガを獲りたいんだ」
「体の状態は良いし、土曜日ベルナベウにいることを望んでいる。マドリードとの試合はスペシャルだ。毎試合出たいけどね。もしベルナベウで得点を決めても、セレブレーションはしないよ」
「オランダへのレンタル移籍は僕にとって良いものだった。プレイタイムを得て、責任を背負ってプレイすることは重要だよ。16歳がマドリードでプレイするのは非常に難しい。20歳でもまだ難しいしね」
ノルウェーの神童と呼ばれたウーデゴーも20歳となり、この4年間で確実に成長してきた。レアルのサポーターもそれは理解しているはずで、その証明となるパフォーマンスをベルナベウで見せてほしいところだ。
●電子マガジンtheWORLD(ザ・ワールド)最新号を無料で公開中!
最新号は“新監督”にフォーカス。ランパード、サッリなど、新天地でサポーターの心を掴みはじめた新指揮官たちが欧州を熱くする!
こちらから無料でお読みいただけます。
http://www.magazinegate.com/theworld/