リーグ戦8試合を消化した段階で9失点。王者マンチェスター・シティの2019-20シーズンは苦しいスタートとなった。昨季は8試合終了段階で失点を3点に抑えており、今季の方が苦しい立ち上がりになっているのは明らかだ。
英『Daily Mail』は、ジョゼップ・グアルディオラにとって最大の試練だと主張する。グアルディオラはこれまでバルセロナ、バイエルン、マンCでタイトルを量産してきたが、リーグ戦で追いかける立場になったことはほとんどない。基本的に序盤からロケットスタートを切り、リーグ戦を自分たちのペースでリードする方法で頂点に立ってきた。ところが、今季はすでに首位リヴァプールと勝ち点差が8もついてしまった。グアルディオラにとっては非常にレアな経験と言える。
マンCが苦戦している原因の1つは怪我人だ。特にセンターバックのアイメリック・ラポルテが長期離脱してしまったことは大きな問題となっており、昨季限りで退団したDFヴァンサン・コンパニの後釜も獲得しなかった。明らかにセンターバックの枚数は不足しており、失点数が増えるのも当然と言える。
昨季のマンCは黒星の数を4つに抑え、リヴァプールとのデッドヒートを制した。ところが今季はすでに黒星が2つ。しかもライバルのリヴァプールは開幕8連勝と絶好調で、勝ち切る力を身につけている。リヴァプールが昨季マンCとのレースに敗れたのは引き分けが7試合もあったからだが、その課題をここまでは完璧にクリアしている。
同メディアはマンCがリヴァプールを追い越すには、リヴァプールとの直接対決2試合での白星が絶対条件と伝えている。最初の直接対決は11月10日に予定されており、ここで負けるようなことがあればゲームオーバーとなってもおかしくない。グアルディオラのチームが8ポイントも追いかけるのは珍しい経験だが、グアルディオラはプレミア3連覇へチームを立て直せるだろうか。
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