原口&宇佐美の2部行きは成功だったのか 独メディア「2人がW杯で一緒にプレイする夢に少し近づいた」

デュッセルドルフで共闘する宇佐美と原口 photo/Getty Images

デュッセルドルフからロシアへ

15日に発表された海外遠征に臨む日本代表メンバーには、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督が就任当初から気に入っていたFW宇佐美貴史の名前があった。宇佐美が召集されたのは昨年6月以来となり、ロシアワールドカップ前に最後のアピールチャンスが巡ってきた形だ。

やはり大きかったのは昨夏にブンデスリーガ2部のデュッセルドルフへレンタル移籍する道を選んだことだ。リーグのレベルは2部に落ちたが、それまでプレイしていたアウグスブルクに比べればデュッセルドルフの環境は宇佐美に合っている。

デュッセルドルフには在住の日本人も多く、今冬には原口元気も加入した。原口の加入が刺激になったのは間違いなく、今や2人の日本人はチームを1部昇格へ導くスターとして扱われている。

今回は2人とも代表に選出されたが、これを独『Rheinische Post』も取り上げている。宇佐美はデュッセルドルフでも指揮官フリートヘルム・フンケルからトレーニングでの取り組みが不十分と指摘されることさえあったが、同メディアはこれが原口の到着で変わったと主張している。やはりチームメイトに日本人選手がいるのは大きなプラスとなるだろう。

同メディアは「原口と宇佐美は夏にロシアのワールドカップで一緒にプレイしたいと思っている。15日にはその大きな夢に少し近づいた。2人はマリ、ウクライナ戦へ向けた代表に選ばれた」と伝えており、今季終了までデュッセルドルフで好プレイを続けることでロシアW杯への道が開かれるはずと見ている。

一時は宇佐美のW杯メンバー入りは難しいかと思われたが、デュッセルドルフでのパフォーマンスでもう1度チャンスが巡ってきている。今回もアピールのラストチャンスと言えるが、宇佐美と原口は2人ともロシアに行けるだろうか。

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