イングランド代表に新たなベッカム、ハーグリーブスは必要か? 期待される国外組の将来

2006W杯ではベッカムが国外組で出場 photo/Getty Images

2006年大会以降国外組の選手はW杯に出ていない

イングランドの選手たちはもっと国外に出るべきなのだろうか。イングランド代表は常に国際大会で上位進出が期待されるチームだが、そのメンバーのほとんどは国内でプレイしている選手で構成されている。

しかし、ここ最近は若いイングランド人選手が国外挑戦を選択する機会も増えている。増えたと言ってもまだまだ少ないが、ブンデスリーガではドルトムントで17歳FWジェイドン・サンチョ、ライプツィヒで20歳FWアデモラ・ルックマン、ボルシアMGで19歳DFリース・オックスフォードがプレイするなど、イングランドのクラブで満足な出番を与えられていなかった若手が育成に定評のあるブンデスリーガに流れ始めている。

また先日行われたバルセロナとエスパニョールのカタルーニャ・スーパーカップでは、19歳のイングランド人MFマーカス・マグアンがバルサの一員としてデビューしている。アーセナルの下部組織でプレイしていたマグアンは今冬にバルセロナに移っており、スペインからブレイクを狙う道を選んだ。
英『BBC』もこうした動きに注目しているが、現在マンチェスター・シティを指揮するジョゼップ・グアルディオラも「他国で異なるものを見るのも良い経験になると思う」と代表への還元を期待するコメントを残している。

イングランド代表は2010南アフリカワールドカップ、2014ブラジルワールドカップと2大会続けて国内クラブでプレイする選手のみでメンバーを構成している。それでも構わないが、他国のプレイスタイルに触れておくのも良い経験だろう。

2006ドイツワールドカップでは、レアル・マドリードでプレイしていたデイビッド・ベッカム、バイエルンに所属していたオーウェン・ハーグリーブスの2人が国外組として代表メンバーに選ばれている。プレミアリーグは欧州五大リーグの中でも実力、人気ともにトップレベルだが、イングランドが国際舞台で躍進するためには異なる経験を積む必要があるのかもしれない。

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