アーセナルはELをメインターゲットに ヴェンゲルは決勝トーナメント1回戦から主力投入を強調

アーセナルを率いるヴェンゲル photo/Getty Images

チャンピオンズリーグ出場権獲得にはこれしかない

先日トッテナムとのダービーマッチに敗れたアーセナルは、今季もトップ4入りが難しくなっている。もはや来季のチャンピオンズリーグ出場権を獲得するには、昨季マンチェスター・ユナイテッドが実現したようにヨーロッパリーグを制覇する道しか残されていないだろう。

指揮官アーセン・ヴェンゲルもそれを理解しているのか、15日よりスタートする決勝トーナメント1回戦からベストチームで臨む考えを示している。アーセナルはグループステージでは若手や出場機会の限られている選手を中心に起用し、危なげなくグループを突破。1回戦の相手もスウェーデンのエステルスンドと決して強豪ではない。

しかし英『FourFourTwo』によると、ヴェンゲルは「私はノーマルな11人をプレイさせるだろう。我々にはFA杯もないし、選手を休ませるべき理由がない」と語っている。相手が格下とはいえ、チャンピオンズリーグ出場権を獲得するには手を緩めるわけにはいかない。グループステージとは違って主力組を出すことになりそうだ。
アーセナルはFA杯3回戦でノッティンガム・フォレストにまさかの敗北を喫しているため、ややスケジュールに余裕がある。マンチェスター・シティやマンチェスター・ユナイテッドなどチャンピオンズリーグに出場しているクラブは17日~20日にFA杯5回戦をおこなうが、アーセナルにはこれがない。

さらにリーグ戦でのトップ4入りを諦めるのであれば、昨季マンUを率いるジョゼ・モウリーニョがそうしたようにヨーロッパリーグ制覇に全神経を注ぐことも可能だ。ヨーロッパリーグのタイトルはチームにも自信を与えるはずで、ここからはヨーロッパリーグをメインに戦っていくのもいいだろう。

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